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わたしの猫ぐらし「ぼっこちゃん・ずーちゃん・ぷっちゃん」【後編】

わたしの猫ぐらし「ぼっこちゃん・ずーちゃん・ぷっちゃん」【後編】

 
#HugQ編集部
      

多頭ぐらしのルーティンワーク

個性的な猫3匹との暮らしを想像するだけで楽しくなりますが、大変なこともあるのではないでしょうか。オーナーさんに1日のルーティンワークを聞きました。

食事手描きの下線

カリカリを食べる3匹 カリカリを食べる3匹
 
お食事タイム

「3匹並んでカリカリを待っています」

食事はカリカリを私の手からあげています。1日に10回近く手間がかかるのですごく面倒です。ぼっこは子猫のころに獣医師さんから「標準よりも細い」と言われてしまったんです。どうして痩せているのかと思ったら、お皿から食べるのがめちゃくちゃへたくそ。それで足りない分を手であげるようにしたのが間違いでした。ぼっこは手でもらったほうが楽ちんと気づいた瞬間、のどをゴロゴロ鳴らして喜んでいました。
ずーは食器を使っていましたが、ぼっこが手から食べているのに気づいて隣に並ぶように……。しかも自分が食べたいタイミングでもらえないと、ぼっこに八つ当たりするんですよ。5歳で迎えたぷっちゃんはさすがに食器から食べるだろうと思ったけど、今ではそろって並んでいます(笑)。

 

遊び手描きの下線

氷をこよなくアイスる男
揺れるキャットタワー


「90cmのキャットタワーでも怖い」

ぼっこはたまにニャーニャーと鳴きながら猫じゃらしを持ってきて、遊んでほしいとアピールしますね。ずーは氷を追いかける遊びがお気に入り。私が製氷器からアイスコーヒー用の氷を出す音を聞きつけて飛んでくるんです。氷が溶けるまで廊下を何往復も滑らせて遊ばせています。ぷっちゃんはまったりと過ごしているけど、なぜか突然ダダダッと走り出すんです。
ずーが高さ90cmしかないキャットタワーの頂上にうっかり乗ってしまい、ガクガクと震え出してタワーごとガガガッと揺れていたのはインパクトがありました。びびっていたずーには悪いけど、思わず笑ってしまいました。

 

留守番手描きの下線

ずーちゃんのアップペットカメラに映るのは……


「ペットカメラに顔面しか写っていない!」

私は在宅勤務なので猫たちを留守番させることは少ないんですが、念のためペットカメラを設置しています。ずーだけいつもカメラの前にいるので、見られているのに気づいているのかも。でも距離が近すぎて顔面ドアップしか写っていないこともありました。
あるとき母に留守中の世話を頼んでカメラ越しに見ていたら、母がいなくなった隙にぼっこがテーブルに飛び乗って、ドアのほうをチラッと見てからふたを落としたんです。戻ってくる気配がしたらあわてて降りて知らん顔(笑)。母がいたずらに気づかず、ふたを普通に拾っていたのもおもしろかったですね。

 

写真の撮り方手描きの下線

ずーちゃんとぷっちゃんのツーショット ずーちゃんとぷっちゃんのツーショット
肉球を触ると広げてくれる 肉球を触ると広げてくれる
視線を感じて仕事に集中できない視線を感じて仕事に集中できない


「パーソナルスペースが大切」

お気に入りの場所が決まっているのがぼっことぷっちゃんです。ぼっこはストーカーのように私につきまとって、仕事中にはパソコンの隣に陣取っています。ぷっちゃんは自分がソファで寝て床に座らせた私になでてもらうのが好き。でもテレビやスマートフォンを見ながらだとムッとするんですよ。
最初は猫たちがみんなで仲良く団子みたいにくっついて……と夢を見ていましたが、現実はそうじゃないなと。特にぼっこはパーソナルスペースを大切にしたいタイプで、ズカズカ入ってくるずーと小競り合いになることも。ずーとぷっちゃんはパーソナルスペースがゼロだけど、ずーが甘えすぎて怒られることもあります。

 

睡眠手描きの下線

横に並んで寝る2匹 横に並んで寝る2匹


「川の字で寝てほしいのに」

「寝るよ」と声をかければぼっことずーは寝室についてきます。川の字で寝たいのに2匹とも横に寝るから私が真ん中で縦に細くなって窮屈です……。ぷっちゃんはリビングでおやすみです。うちに来たばかりのころにベッドに乗ってぼっこに怒られたから、先輩を立てるつもりで遠慮しているのかなと想像しています。朝は誰も起こしに来ません(笑)。

 

猫たちとの多頭暮らしで大切にしていること

 

ルールと安全対策手描きの下線

なでなでされるぼっこちゃん なでなでされるぼっこちゃん


「食事も遊びも先住猫を優先する」

先住猫を優先するのがルールです。猫たちが気にしているのかは不明ですが、いちばん古株のぼっこにはごはんを最初にあげています。ずーがもたついたりぷっちゃんが横入りしたりすることもありますが、食べ始めは必ずぼっこから。遊びに関してもぼっこが遠慮したりタイミングを逃したりすることがあるので、寝る前に猫じゃらしで遊んでいます。
部屋の中で立ち入り禁止のルールがない代わりに、安全対策を工夫しています。たとえばクローゼットやドラム式洗濯機に猫が閉じ込められないようにストッパーをつけました。

 

健康管理手描きの下線

テンションダダ下がりの2匹 テンションダダ下がりの2匹


「病院と自宅で健康チェック」

動物病院で定期的に混合ワクチンの接種や健康診断を受けています。自宅でも健康チェックを欠かしません。先日はぼっこのおなかに内出血としこりを見つけてすぐ受診したところ、病理検査は良性の腫瘍で一安心でした。心配性なので3匹ともペット保険の90%補償プランに加入しています。
猫たちはキャリーに入れて病院に連れていきます。でもぼっこは私の行動を監視しているので、気配を察して隠れちゃうんですよね。油断させるために2時間くらい小芝居を打ち、隙を見て捕まえます。目を合わさない、キャリーを触らない、出かけたふりをする、忘れ物を探すふりをする……など、演技がうまくなりました(笑)。ずーは隠れる場所がベット下と決まっているのであっさり捕まります。ぷっちゃんは車内では不満そうなのに診察台では堂々とくつろいでいます。

 

写真の撮り方手描きの下線

今日も元気なぼっこちゃん 今日も元気なぼっこちゃん
目を閉じるずーちゃん 目を閉じるずーちゃん
アップのぷっちゃん アップのぷっちゃん
節分の日の3匹 節分の日の3匹

「パパラッチのように撮る!」

パパラッチみたいに常に猫たちを撮っているせいか、シャッター音を気にしないので自然な表情が撮れます。エキゾチックは顔面が平たいから距離感が違うみたいで、レンズが迫っても嫌がらないように思います。 ぼっこはいちばん活動的で表情も豊かだけど、省エネタイプのずーはいつも目が半開き。ぷっちゃんはシラ?ッとしているときの目の表情がたまりません。猫たちの個性を把握すると楽しい写真が撮れるのではないかと思います。

 

幸せな時間手描きの下線

Instagramのプロフィールにした写真 Instagramのプロフィールにした写真
 

「毎日毎日、ほめちぎっている」

いちばん大切にしているのは時間です。3匹とずっと一緒にいられたらいいけど、時間が限られているということは考えたくないけど常に頭の中にあります。ハリネズミを看取った経験があるからかもしれません。だから毎日を楽しく過ごしたくてほめちぎっています(笑)。かわいいね、えらいね、おりこうさんだね、長生きしようね、とたくさん話しかけます。今は3匹と一緒にいられるだけで幸せだなと思います。

 

鼻ぺちゃトリオの「猫ぐらし」は楽しいエピソードがたくさん。多頭暮らしを考えているオーナーさんの参考になるお話も含まれていました。これからもぼっこちゃん・ずーちゃん・ぷっちゃんののSNSから目が離せません。では、次回の「猫ぐらし」も、ぜひお楽しみに!

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